mitosaya No.076 フィグ キャスク 500ml 44%

mitosaya No.076 フィグ キャスク 500ml 44%
<生産者資料より転載>

房総半島のほぼ中央に位置し、自然と歴史とが共存する町、千葉県大多喜町。「房総の小江戸」とも呼ばれる城下町でもあり、緑豊かなこの地の広大な森の中にmitosaya薬草園蒸留所はあります。

この場所にはもともと薬草に特化した植物園がありました。1987年に設立された千葉県立薬草園は、16,000屬良瀉呂北500種類の薬用植物が植えられ、さらに500種類を超える生薬標本を備え、薬用植物の正しい知識の普及を目的に運営されました。その後、大多喜町に薬草園は譲渡された後、2015年末に一旦その役目を終え閉園しました。

一方、mitosaya代表の江口は、南ドイツの蒸留所、Stählemühle(ステーレミューレ)で蒸留家クリストフ・ケラー氏の元で蒸留技術を学びました。2005年に設立されたステーレミューレは、2018年に閉鎖されるまで、豊かな自然環境と、クリストフ・ケラーの熱心な研究によって、伝統的なフルーツブランデー・ハーブスピリッツの世界を革新し続けてきました。2016年に帰国した江口は、日本のフルーツや植物を原料に蒸留酒を作る場所を探し全国を回りました。

ご存知の通り、日本には南から北まで素晴らしい果物・植物の生産地があり、それぞれの個性があります。そんな中で出会ったのが、この薬草園跡地でした。植生される植物には、漢方や生薬の材料になるようなものもあれば、香りや染料の原料になるもの、果樹や野菜もあります。これらを原料にした蒸留酒を作るには最高の環境です。大多喜町から薬草園跡地を借り受けた私たちは、この場所を「mitosaya 薬草園蒸留所」と名付けました。

薬草園の施設を改修し、敷地内で栽培している植物と日本全国の優れた果実などを原料に用いた蒸留酒、オー・ド・ビーを作る蒸留所として、2018年11月に酒造免許を取得しました。

mitosayaでは、加工、醸造、蒸留といった蒸留酒作りの一連の流れを手をかけたやり方で行っています。多種多様な植物は自分たちで栽培するだけではなく、提携農家や果樹園で収穫したものや、山に入り自然のものを使うこともあります。できるだけ自然に近いものを使うことで、より豊かな味わいが引き出せると考えています。

また、これまで蒸留酒で使われることのなかった材料を積極的に用いた蒸留酒やプロダクトづくりを行います。

全ては果物や植物の魅力を純度高く、香り豊かに引き出したいという考えから行っています。

オー・ド・ビーの本場であるヨーロッパだけでなく、アジアなど海外への展開も積極的に行う予定です。

<FIG CASK フィグ キャスク No.076>
mitosayaのスタート以来、毎年作っているのが埼玉県川島町産のいちじくのブランデー。大ぶりな桝井ドーフィンを収穫した分をその日に送ってもらい、すぐに仕込む。一週間ほどかけて届くいちじくは、完熟の状態で届くので手でも簡単につぶせるほどに柔らかい。

フレッシュでみずみずしい香りが、徐々にアルコールを含んだ甘く重い香りに変化していきます。発酵が進みすぎないよう短めの醸造期間の後、蒸留しフレンチオークの新樽で8ヶ月熟成しました。

KAWAJIMA FIG、FIG FESTに続き、今年はFIG CASK。いちじくの青っぽさが木樽熟成により柔らかなものになっています。

新樽のため香りが強めですが、その分食前・食後酒として、単体でもゆっくり楽しんでいただけると思います。
  • 11,000円(本体10,000円、税1,000円)