【公式コメント】

蒸留の過程において発生する液体は順番にヘッド、ハート、テールに分けられます。テールは後溜とも言われ、アルコール度数が低いため製品には使われませんが、水分に含まれる果実味や酸味や苦味が多く含まれ、通常は同一原料の再蒸留に使われます。ところが一品種をワンバッチごとに蒸留することが多いmitosayaでは、そのテールを次に使えないこともあります。

2021年のリリースでは19種類のテールを集めて再蒸留しましたが、2023年のバージョンはさらにハーバルなボタニカル、そしてフルーツも加えて49種のテールだけを集めて再蒸留しました。
様々な原料の味わいと香りが組み合わさった、グリーンでクリーンな蒸留物を取り出すことができました。
さらに、いすみ市の大原漁港に上がった伊勢海老漁の網にかかるさまざまな海藻を蒸留したスピリッツとブレンド。
広く捉えれば海藻も海のボタニカル。50種のボタニカルが奏でる軽やかな芳香、ふくよかな潮味もほのかに感じていただけます。

100番目のプロダクトにふさわしい、mitosayaのさやの部分の組み合わせ。ストレートはもちろん、様々なカクテルの奥行きを広げる、ジンのような使い方もおすすめです。